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地下鉄(メトロ)にのって

今回は最後の方にストーリーに触れている部分がありますので映画を見に行かれる方は読まないでください。(そういわれると読みたくなりますか?)

最近、歳をとったせいか洋画よりも邦画を見る機会が増えました。大味なCGに頼った映画よりも人間を描いた映画に惹かれるからです。もちろん洋画にもそういった映画はあります。しかし、日本人だからか邦画のほうが心に染みるんですよね。アメリカ人の心情はアメリカ人じゃないと理解できない事も少なくないので・・・。

今回の映画は「地下鉄にのって」です。地下鉄=メトロと読みます。なんとなくレトロです(笑)堤真一、岡本綾主演です。はっきりいって感動する場面や泣けてくる場面もありました。しかし、何故か、もう一つ泣けないんですよね。それは物語中の何故?が説明不足のため消化不良だからです。では、その何故とは何か。まず「何故、タイムスリップしたのか?」です。突然タイムスリップをしてしまう理由が分からないんです。次に「何故?彼女(不倫相手の彼女ですが・・。)も一緒にタイムスリップするようになってしまったのか?」です。まだあります「何故?過去と現在を行ったり来たりできるのか?」「何故?いつも都合よく父親のいる場所へ行けるのか?」です。いや、映画の作り手のことを考えると分かるんですよ。これらの謎が説明されていないのが。きっとそんな説明臭い映画にしたくなかったんでしょう。これはSFではなくファンタジーなんだからと・・・。でもちょっと待ってください。ファンタジーは説明が要らないんですか?じゃあ無茶な話は全てファンタジーで片付けれてしまいます。そうじゃないですよね?説明は要らなくても、それと分かるような場面は入れておくべきです。

冒頭とラストに出てくる昔の恩師がタイムスリップの鍵を握っているんでしょう。でももっとやりようがあったんじゃないかな~。彼に導かれてタイムスリップしたり、彼からもらった何かでタイムスリップできたりとか。もちろん主人公が好き勝手に行ったり来たりしては、つまらないので最後にその事が分かるとゆうように・・・。どうでしょうか?

堤真一は好きな役者です。いい男であるものの、ちょっとドジなくたびれた、もっと言えば出世コースからはずれた役が似合います。特にくたびれた感じなんかはよく出ています。岡本綾はいい女になりました。ちょっと影のある役が合っていました。切なそうな眼差しなんかは良かったですよ。

ラストはちょっと衝撃的でした。そこまでしなくてもという感じでした。泣けるというより唖然としてしまいました。女性はどう感じたのでしょうか?

総じて消化不良な感じの映画でした。昭和の町並みを描いて雰囲気はなかったのですがほんわかとした感じとは裏腹なストーリー展開でした。そうそう最後に会社に彼女が戻っているか主人公が確認する場面がありますが変です。彼女が消えた時点で彼女の記憶は全て無かったものになるはずですから。だって生まれてこなかった女性と接点をもつことなんてありえないでしょ?

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コメント

ハルさん、コメントありがとうございました。確かに最近、思うんですよ。単純に映画を楽しむことが出来なくなった自分がいるのが・・・。ハルさんのコメントを読んで反省することも大いにありました。しかし、映画の見方は人それぞれ。いろんな意見があって、それを言い合えるのが一番楽しいんだと思います。これからもコメントありましたら、よろしくお願いします。

投稿: kecchin | 2006年10月31日 (火) 10時23分

昨日メトロに乗ってを見ました、初投稿のハルです。いつもコメントなんて書いたことはないんですが、ちょおっと気になったので…

理屈を楽しむ映画ではないと思います。千と千尋の神隠し・・・なんで急に別世界に行けたんでしょう?でも、そんなことどうでも良いじゃないですか?
あんなに楽しい湯屋をふつう創造できないじゃないですか。
なぜ、みち子は、自分の存在を消そうと思ったんでしょう?それはひとそれぞれの思考でみち子の心境を創造できるじゃないですか。ただ、何も創造せずになんで?で終わってしまうのは寂しいですね。
自分が生まれた経緯も、これをみてどうだったっけ?って思えたんじゃないですか?
ありえないことについて見る人それぞれが創造を膨らますことが出来る映画、なんでそうなっちゃうのか人それぞれが、きっとこうなんだって創造できる映画ってのもいいものだと思います。もしも堀江元社長があの時代に行って、アムールと出会ったらどうしたかな?とか、電話が現実と繋がってるんだったら、その時代の出来事を電話で調べてお金儲けができるなぁとか・・・
エバだって答えがあいまいだからうけたんじゃないでしょうか?
すみません、僕は楽しく見れたのでつい反応してしまいました。

投稿: ハル | 2006年10月31日 (火) 00時15分

唖然などを一緒しなかった。

投稿: BlogPetのジャム | 2006年10月24日 (火) 15時50分

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