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ブライアン・デ・パルマ

その昔、「殺しのドレス」という映画を観ました。非常によく出来たサイコスリラーで衝撃的なラストは忘れられません。寝る前の暗闇が怖かった覚えがあります。「殺しのドレス」もストーリーが終わった後、もうエンディングだな~と気を許しているとショッキングな場面があり驚きます。

今回のデ・パルマはあの頃のように自分の作品だと強調するような演出は中盤に一度出るくらいです。

お話は「ブラック・ダリア事件」を題材にしたもの。事件そのものは知りません。ですから、よく分からない部分が多いです。事件の残虐性や猟奇性も映像からはあまり感じられませんでしたのでサスペンスがイマイチ盛り上がらない気がします。もちろんラストは多少盛り上がるのですが、それは犯人捜しのミステリーであるからで、なるほど!というような感覚はありませんでした。お話自体は見終わった後、自分で整理して考えないと納得出来ない感じです。(これは私だけでしょうか?)

ただやはりミステリーやスリラー作りを知っている監督で、伏線が至る所にあります。些細な話の中にまで・・・。それらが結び付いていく様は、正にパズルのピースをはめ込むようで見事です。

残念なのは犯人の動機が今考えても、よく分からないところです。主演のジョシュ・ハートネットはいい役者ですね。うまいとは言えませんが少なくとも一緒にパールハーバーに出ていたベン・アフレックよりはいい仕事してます。

この映画、宣伝文句の「世界一有名な死体、世界一忌まわしい謎」を真に受けるとダメです。ブラック・ダリア事件が出てくるのはお話が始まって随分と経ってからです。それまでは関係のない話が続きます。ただこの映画をブラック・ダリア事件の真相解明の姿を借りた人間の欲望を描いた映画と観るのが正しいのかもしれません。それにしてもわかりにくいですけどね。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

ジャムがここでkecchinはここで整理したかったの♪
ですからkecchinが作品とか整理しなかった?
ですからkecchinは映像解明ー!

投稿: BlogPetのジャム | 2006年10月16日 (月) 17時17分

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