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包帯で他人のキズを癒す。

327916view001キズついた場所に包帯を巻いて、その人のキズを癒す。こういった発想自体がすごく好きです。「包帯クラブ」個人的には期待して見たわけですが、期待にたがわずいい映画でした。まずファーストシーンがいいです。ハンバートハンバートの癒し系音楽とすがすがしい映像。それと凛とした眼差しの石原さとみ。期待感が高まります。ひょんな事から知り合ったディノが始めたキズついた場所に包帯を巻くこと。これをホームページで掲載して他人のキズを癒していく。最初は他愛のないキズなのですが、だんだんと重い他人のキズを扱うことに戸惑いを感じていく。そうしながらもそれぞれが癒されたいキズを抱えていることを知る。まあ、こんなストーリーです。映像、若いキャスト、音楽どれもがすばらしく何故かほっとするそんな映画です。

327916view005 石原さとみは眼が印象的な女の子です。芯が強くみんなを引っ張るワラ役はうってつけです。柳楽優弥は変な関西弁を使うちょっと変わった高校生役。浮いているという人もいますが役自体がそういった役なのでオーバーすぎる演技でもうるさくはありませんでした。貫地谷しほりはコミカルな役もシリアスな役もうまいです。全体的に見てキャストに問題はありませんでした。

演出は堤幸彦。人物のアップを多用し印象的な映像です。特に石原さとみのアップは彼女の特徴的なくちびるとあいまって非常に印象に残りました。石原さとみを大切にかわいく撮ろうとしているのが良く分かりました。

ただ難をいえば、何故か説明的なセリフやナレーションが多かったことが残念です。そういったものは見ているものに考えることをさせないものです。作り手からのメッセージを送りたかったからか何なんでしょう?映像や演技で伝えてほしかったです。説明的なセリフで伝えてしまうのはマンガ的なやり方で映画的とは思えませんでした。

327916view003 しかし全体的に良く出来たすばらしい期待通りの映画でした。少なくとも先週に見た「HERO」のような人気TVシリーズという上にあぐらをかいた安易な映画づくりとは別物の数倍すばらしい作品でした。

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TVシリーズの劇場版

キムタク「HERO」を見てきました。家族3人で楽しめる映画は何だろうと考えて「HERO」ならばはずれは無いだろう言うことで・・・。ちなみに家族3人TVシリーズも見たことがありません。

感想ですが、簡単に言ってしまえば「そこそこ」の映画です。各キャラが明確でしっかり描かれていて(といってもTVシリーズ未見ですが)始めてでも違和感なく入り込めました。でもああいった物語には必ず出るようなキャラばかりなんですよね。一癖あるようなキャラはいません。単純明快って感じです。

ストーリーはというと、とある傷害致死事件が思わぬ方向へ展開し、大物代議士のアリバイ証明と関わってくる。代議士のアリバイを守るべく出てきた、これまた大物弁護士とあくまでも傷害致死事件として向き合う久利生。ラストには代議士との対決が・・・。よくある話です。目新しさもなし、法廷サスペンスとしてもイマイチ、アクションものでもなし、ミステリー(犯人捜し)としても、驚きも無い。どーってことないストーリーなんですよ。それでもTVシリーズとの関わりや、ファンならニヤっとできるエピソードなど盛り込まれているようで私の隣席のおばさん族は爆笑しておりました。特に途中で出てくる中井貴一や綾瀬はるか等は私にしてみれば誰これって感じです。ファン以外の私は何か置いてきぼりくったようで損をした気分です。

ラストを見終わったあと(賛否でてますが)主人公の久利生がいろいろ立派なことを言ってますが、この映画のタイトルである「HERO」は雨宮から見た久利生のことであり、本当の主人公は雨宮なんだと思いました。そう思って考え直すと「HERO」って恋愛ものだったんでしょうか?だとすれば、なかなか面白い設定のラブストーリーだと思いました。

最後にまとめると「HERO 秋の2時間TVスペシャル版」ってとこですかね?1200円で良かった~。

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