期待の続編・・・出来は?

329623view005 前作から19年ぶり。インディ・ジョーンズが帰ってきました。
1~3作と右肩上がりの面白さ。群を抜くアイディアとアクションシーン。
インディ登場以降、「ロマンシング・ストーン」や
「ハムナプトラ」「ナショナル・トレジャー」が生み出される礎となった作品。
当然今回も期待せずにはおれません。
しかも出演者や監督も同じ顔ぶれなら当然です。
では、出来はどうだったかというと・・・。

はっきり言って「ヒドイ」の一言。
どうしてこうなったのか?今までの1~3作はなんだったの?
そう思ってしまうような出来。
これ以降は、内容に触れますので未見の方は鑑賞後に。


329623view002 まず、始まってすぐ今までならワクワクするような
シーンが必ずありました。
1作目は神殿でのお宝強奪シーン(おっきな玉に追いかけられました)
2作目はナイトクラブでのダイヤをめぐる攻防。
3作目は若きインディと墓泥棒のアクション。
で、今回は???クリスタルスカルをめぐる・・・何?
アクションシーンも予告で見たところだけで他に見どころなし。
ケイト・ブランシェットの顔に当てられた不自然なライト。
ワクワク感のないまま、物語へ。
途中、軍の核実験場に迷い込んだインディが鉛の冷蔵庫に隠れて
難を逃れるシーン。その後にきのこ雲を見上げるインディ。って
君は放射能を浴びてるんだよ!無事なわけないだろう!
アメリカ人って本当に核に対して無知だな~。
1作目での恋人役(カレン・アレン)が出てきたり(チョットおばさん過ぎる!)
その息子がインディジュニアだったり。唐突すぎませんか?
中盤では、な、なんと居眠りまでしてしまうような内容。
今までのスピーディさは影をひそめてしまっています。

329623view001 その後に出てくる謎も簡単に溶けてしまうような謎で肩透かし。
神殿までのジープのアクションもターザンのような
あまりにも有り得ないもので興ざめ。インディのマーチもどこか空回り。
極めつけはラストのUFO!!なんじゃこりゃ?
これってインディだよね?Xファイルじゃないよね?
こんなの有り得ない。こんな続編なら見たくなかった。

パンフレットを見ると以前からルーカスはインディシリーズを
SFっぽくするのを考えていたようです。今回は古代遺跡+UFOで
興味の湧く脚本だったのでハリソンも出演をOKしたとか。
しかしファンには有り得ない作品でした。
インディを見て益々「ハムナプトラ3」に期待するこの頃。
スピルバーグもルーカスも歳をとり過ぎたのか、それとも
アイディア自体が尽きたのか。寂しい続編でした。

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包帯で他人のキズを癒す。

327916view001キズついた場所に包帯を巻いて、その人のキズを癒す。こういった発想自体がすごく好きです。「包帯クラブ」個人的には期待して見たわけですが、期待にたがわずいい映画でした。まずファーストシーンがいいです。ハンバートハンバートの癒し系音楽とすがすがしい映像。それと凛とした眼差しの石原さとみ。期待感が高まります。ひょんな事から知り合ったディノが始めたキズついた場所に包帯を巻くこと。これをホームページで掲載して他人のキズを癒していく。最初は他愛のないキズなのですが、だんだんと重い他人のキズを扱うことに戸惑いを感じていく。そうしながらもそれぞれが癒されたいキズを抱えていることを知る。まあ、こんなストーリーです。映像、若いキャスト、音楽どれもがすばらしく何故かほっとするそんな映画です。

327916view005 石原さとみは眼が印象的な女の子です。芯が強くみんなを引っ張るワラ役はうってつけです。柳楽優弥は変な関西弁を使うちょっと変わった高校生役。浮いているという人もいますが役自体がそういった役なのでオーバーすぎる演技でもうるさくはありませんでした。貫地谷しほりはコミカルな役もシリアスな役もうまいです。全体的に見てキャストに問題はありませんでした。

演出は堤幸彦。人物のアップを多用し印象的な映像です。特に石原さとみのアップは彼女の特徴的なくちびるとあいまって非常に印象に残りました。石原さとみを大切にかわいく撮ろうとしているのが良く分かりました。

ただ難をいえば、何故か説明的なセリフやナレーションが多かったことが残念です。そういったものは見ているものに考えることをさせないものです。作り手からのメッセージを送りたかったからか何なんでしょう?映像や演技で伝えてほしかったです。説明的なセリフで伝えてしまうのはマンガ的なやり方で映画的とは思えませんでした。

327916view003 しかし全体的に良く出来たすばらしい期待通りの映画でした。少なくとも先週に見た「HERO」のような人気TVシリーズという上にあぐらをかいた安易な映画づくりとは別物の数倍すばらしい作品でした。

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TVシリーズの劇場版

キムタク「HERO」を見てきました。家族3人で楽しめる映画は何だろうと考えて「HERO」ならばはずれは無いだろう言うことで・・・。ちなみに家族3人TVシリーズも見たことがありません。

感想ですが、簡単に言ってしまえば「そこそこ」の映画です。各キャラが明確でしっかり描かれていて(といってもTVシリーズ未見ですが)始めてでも違和感なく入り込めました。でもああいった物語には必ず出るようなキャラばかりなんですよね。一癖あるようなキャラはいません。単純明快って感じです。

ストーリーはというと、とある傷害致死事件が思わぬ方向へ展開し、大物代議士のアリバイ証明と関わってくる。代議士のアリバイを守るべく出てきた、これまた大物弁護士とあくまでも傷害致死事件として向き合う久利生。ラストには代議士との対決が・・・。よくある話です。目新しさもなし、法廷サスペンスとしてもイマイチ、アクションものでもなし、ミステリー(犯人捜し)としても、驚きも無い。どーってことないストーリーなんですよ。それでもTVシリーズとの関わりや、ファンならニヤっとできるエピソードなど盛り込まれているようで私の隣席のおばさん族は爆笑しておりました。特に途中で出てくる中井貴一や綾瀬はるか等は私にしてみれば誰これって感じです。ファン以外の私は何か置いてきぼりくったようで損をした気分です。

ラストを見終わったあと(賛否でてますが)主人公の久利生がいろいろ立派なことを言ってますが、この映画のタイトルである「HERO」は雨宮から見た久利生のことであり、本当の主人公は雨宮なんだと思いました。そう思って考え直すと「HERO」って恋愛ものだったんでしょうか?だとすれば、なかなか面白い設定のラブストーリーだと思いました。

最後にまとめると「HERO 秋の2時間TVスペシャル版」ってとこですかね?1200円で良かった~。

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ジャッキー&クリス・タッカー

328153thumb003 「ラッシュアワー3」を見てきました。ここの所、難しい映画やドラマを見ていたので(特に昨日BSで見たER7は強烈でした)楽しめるエンターティメント性に富んだ作品を見たくなったのです。とはいえジャッキー作品を映画館で見るのは初めて。ただ監督が「レッドドラゴン」や「天使のくれた時間」など好きなブレット・ラトナーでしたので見てみようと思ったのも事実です。

328153thumb001_2 さて感想です。ジャッキー作品は非常にアクションも派手でユーモアにも富んで楽しめる作品のイメージがありました。確かに楽しめる作品ではありました。でももう一つ何かが足りないような消化不良のような中途半端な感じがしました。一体何でしょう?やはりそこには今までのコメディ作品が越えられなかった言葉のカベがあったのではないでしょうか?面白いはずのシチュエーションでも面白さが伝わりませんでした。確かにコメディの部分だけではない作品なのでそこばかり取り上げて語るのは的外れかもしれません・・・。

328153thumb009作品全体で語りましょう。う~ん。考えてもストーリー、アクションに目新しさは見られません。ストーリーは1、2作との関わりがあるからか初めて見た者にはピンとこない部分もありました。真田広之は悪役を無難にこなしていました。アクションスターだけありジャッキーとのアクションシーンも負けてはいませんでした。でもやっぱり何かが足りません。刑事ものとしてもコメディとしてもアクションとしてもイマイチ。楽しくないかと言えば楽しいのですが面白くはないような・・・。ストーリー中のタクシーの運転手やフランス市警の人をもっと 絡んだお話にすれば良かったのでは?血を見せずあくまでコミカルに描いたのなら、もう少しコミカルの方へ振ればよかったのではと思いました。

ジャッキー作品は最後にNG集のような画像が流れるのですが、これが一番面白いのでは本末転倒もいいとこですよね?シリーズのファンなら楽しめたのでしょうか?私は申し訳ないですが全てにおいて中途半端なイメージしか感じませんでした。

        

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マジシャン対決

326220view001今回からテンプレートを変えて見ました。気分転換です。さて今回はクリストファー・ノーラン監督の「ザ・プレステージ」です。プレステージとは偉業を意 味しマジックが完結する最後の見せ場のことを言います。多分 (^_^メ) 

映画の冒頭クリストファー・ノーランからのメッセージがあらわれます。それは「この映画の結末は決して誰にも話さないでください」というもの。こういった類の映画にはいとも簡単にだまされ続けてきた私としては「最後にあっと言わせてくれるのだろう」と期待して見始めました。余談ですが平日の最終回ということもあって久々に一人で映画館を独占して見ることが出来ました。ラッキー!!

326220thumb005 が、しかし。映画としてはマジックに情熱を燃やす若者二人にスポットをあてていい感じなのですが話が進むにつれて分かってしまったんですよ。トリックやラストが。何故でしょうか?いろんな人が見破った映画でさえ騙され続けてきた私が!う~ん。楽しさ半減。いや、見終わった感想は、それ以下でした。タネもちょっとSFっぽいもので反則気味なんじゃないですか?「フォーガットン」を思い出してしまいましたよ。そこまで行かないか。

326220view002 出演しているのはヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベール、スカーレット・ヨハンソン、マイケル・ケイン、デビッド・ボーイ。すごいメンバーです。やはりマイケル・ケインが存在感がありました。個人的にはクリスチャン・ベールはいいですね。子役のころ「太陽の帝国」を見ましたが順調にキャリアを重ねているようです。

二人の若いマジシャンがアシスタントの死(ヒューの妻)以降、お互いをライバル視するあまり舞台をジャマし合うというのも凄まじかったです。

まあ、この手の映画は伏線が確かに必要です。それがなければ単なる何でもありになってしまいますから。しかしアガサ・クリスティー「アクロイド殺人事件」も(小説です)「シックス・センス」もアンフェアぎりぎりの部分までだったと思います。ですから賛否が分かれたんですよ。この映画はあまりにもフェアに伏線を張りすぎた感があります。だって私が騙されなかったんだから・・・。

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ゾディアック事件

326201view001 長いこと映画を見ていると見終わった後に何日間も頭から離れない映画に出会うことがあります。「ディアハンター」「エクソシスト」「ジョーズ」「地獄の黙示録」。まあインパクトが強いということもあるんでしょうが・・・。

そんなわけで今回の「ゾディアック」です。アメリカで実際に起きた未解決の連続殺人事件を映画化したものです。とはいっても安易に犯人を推理して強引にお話326201thumb006を終わらせるような造りはしていません。「ゾディアック」事件を題材にしながら犯人を追い求め人生を狂わせてしまう男たちを描いた人間ドラマになっています。ですからこの映画にエンターティメント性を求めて見に行くと肩透かしを食うことになります。僕はこの人間ド ラマに心を惹かれました。有名な登山家の言葉を借りるなら登山をするのは「そこに山があるからだ」と言うように、このドラマに登場する男たちは明確な理由が見つからないまま犯人を追い求めていくことになります。一つ理由をあげるなら主人公が言っていた「犯人の目を静かに覗き込んでみたい」という好奇心の為だけです。

とはいえストーリー中の殺人の場面はヘタなホラー映画を超えるほどの出来栄えです。ラスト近くの「地下室のある家」での場面は手に汗を握る緊迫感です。ドキュメンタリー的なつくりをしながらもエンターティメント性も兼ね備えたバランスの良い非常にレベルの高い作品です。

326201thumb007 数ヵ月後、数年後などと時間軸を移動しながらもドラマとして破綻することなく見るものをひきつけるあたりは脚本のうまさと監督のセンスなのでしょう。遅れましたが監督は「セブン」「パニックルーム」で有名なデビッド・フィンチャーです。流石です。

「大統領の陰謀」をモチーフしたというように新聞社内部での場面は良く似ています。ラストも賛否分かれるところでしょうが、僕はいい終わり方だったと思います。実際の事件で未解決である以上あの終わり方で十分です。犯人を追い求めた男たちの物語なのですから。

いろいろセリフが後になってかかわってくるものなので出来ればもう一度見返してみたいと思います。そう思わせるほど魅力のある映画でした。冒頭にも言いましたが何日間も頭から離れない余韻の残るいい映画でした。2時間37分も長くはありませんでした。

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あの男が再び・・・。

327066thumb002 「ジョン・マクレーン再起動」  こんなうたい文句であの男が12年ぶりに帰ってきました。「ダイハード4.0」です。ダイハードシリーズは大好きなんですが、何を隠そうスクリーンで観るのは、これが初めてなんですよ。予告編の凄さもあって期待して初日の初回で観て来ました。

最初っから銃撃戦でテンション上がりっぱなしです。予告編の場面も迫力満点、その後のF-35戦闘機との場面も・・・。でも、ん?なんか違うなあ~。シリーズの楽しみといったら、名ゼリフや毎度繰り返される場面などがコアなファンの楽しみではないですか?ダイハード4には、それらが無かったような気がするんです。まあ、確かに1作目では幼かった娘が登場したり、「なんで、こんな目に」っぽいセリフはあるんですがニヤリっとできるシリーズを通したものが無いんですよね。

327066thumb004 最大の今回の弱みは悪役が冷酷さと緻密さを兼ね備えてないというところです。今回の悪役は結局、誰一人、直接殺していません。マクレーンの娘も、警察に協力するハッカーも。元国防総省の人間だったからか悪に徹しきれていないんです。これは脚本の問題でしょう。なんか違う映画の脚本を持ってきてダイハードの映画にしたような感じです。

面白くなかったかといえば、面白かったです。ただ「ダイハード」シリーズとしてみると物足りない感じがしました。極論してしまえば、これはジョン・マクレーンの「ダイハード」番外編ってとこでしょうか?

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シエラレオネ共和国って?

Bd2 みなさん。シエラレオネ共和国って知ってますか?私は知りませんでした。どこにあるのかさえも。まあ、多くの方が知らないと思います。実在する国です。「ブラッドダイヤモンド」は、その国で産出されるダイヤにまつわる利権争いを描いた物語です。

まずは映画の感想ですが、すばらしい映画でした。所々、目を背けたくなBd1るような残酷な場面が出てきます。これが真実に基づいたものであるという事にも驚かされ、悲しくなってきます。銃撃戦の場面も多いのですが、乾いたパンパンという銃声が緊張感をあおります。武器を手にした兵士を乗せた車が画面に登場した途端、あたかもその場に居合わせているように身がすくみます。ゲリラがさらった子供たちを少年兵に仕立てる場面、市街地での無差別な銃撃戦、捕虜の兵士を処刑する場面などなど。日本に偶然、生まれたことを感謝してしまう。そんな描写の繰り返しです。

Bd3 こう書くと他の部分で見るべきところがなかったようですが、決してそうではありません。ディカプリオの演技はオスカ-をもらってもおかしくないような迫真の演技。共演のジャイモン・フンスーもすばらしい。ジェニファー・コネリーは力強い眼差しで意思の強いジャーナリストを好演していました。キャスト的には適役ばかりでしょう。時折、映し出される美しいアフリカの風景が同じ地で行われている人間の行為を強く浮き彫りにして見せます。

Bd4 この映画「ブラッドダイヤモンド」を観て、美しいダイヤの影でこんな悲惨な紛争や利権争いが起こっているとは。私たちは、この映画を観てシエラレオネに対して出来ることはありません。しかし、ダイヤには凄まじい暗部があることは知るべきでしょう。もちろん、今ではこのような紛争ダイヤは市場へ流れないような協定があるらしいのですが・・・。抜け道もきっとあるんでしょうね?出演していたジェニファー・コネリーが言うように私たちが賢い消費者になることが、このような悲惨な出来事を続けさせないことにもつながると思います。

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ロッキー完結!

Photo 私が今まで観た映画の中でも上位に来ること間違いない「ロッキー」。その完結編「ロッキー・ザ・ファイナル」が公開され観てきました。生粋のファンとしては、どうしても書かずにはいられません。「ロッキー」への想いにお付き合いください。

さて今回のロッキー。これはもうスタローンの1作目のセルフリメイクですね。2~3作目が好きだった人には受け入れられないかもしれません。なぜなら1作目の正式な続編という位置づけにあるからです。つまり「ボクシングを題材としたヒューマンドラマ」に原点回帰しているからです。1作目が好きな私には冒頭の「TAKE YOU BACK」が流れた所から「そうそう。これこれ。」と思えてしまいます。エイドリアンの命日に昔デートした場所や住んでいたアパートへ行く場面は感涙ものです。その後も1作目の冒頭でロッキーがKOしたスパイダーや街頭でたむろしていてロッキーに説教された少女などが次々とストーリーに絡んできます。そのストーリー展開は非常にいいです。Photo_3

ならば感動したのかといわれるとノーです。感動しませんでした。何故?こんなにもいい雰囲気なのに!まず言えるのは1作目にあったラストの試合への意味づけが今回は薄いということです。1作目は「最終ラウンドに立っていられたら俺はもうただのチンピラじゃないんだ」というものが今作はありませんでした。なので最終ラウンドが終わっても感情が湧いてこなかったんです。これは非常に期待はずれでした。「人生は重いパンチを受けても前へ進まなければならない」とか「挑戦する権利を誰も奪うことは出来ない」とか「胸の中にまだ残っているものがあるんだ」とかロッキーが語ることは良くわかるんですよ。でもね、それらが全てラストの試合で昇華されてこそ感動や共感が生まれると思うんですよ。その点、私には伝わってきませんでしたね。30年過ぎて私がロッキーからのメッセージを感じ取れなくなったいたんでしょうか?そうとも思えないんですが・・・。

Photo_2 ただロッキーの行動は理解できました。その行動とは昔、説教した少女(今はシングルマザーになっている)や息子に世話を焼き自分の店で半ばおせっかいすぎるほどの親切で働かせる場面です。ミッキー、アポロ、エイドリアンと親しい人を亡くし、一人息子も寄りつかなくなったロッキーには説教した少女とのつながりが唯一、昔の自分や思い出と繋ぎ止めておける手段だったのでしょう。ですからこのあたりのエピソードは非常に好きです。相変わらずつまらないギャグを飛ばすロッキーも健在でしたし。

総じて100点満点で言えば65点ぐらいの出来です。もちろん楽しめますよ。しかし、今作が、もし1作目でのアポロとの死闘を最後に引退し、自分のレストランで、客相手にその話を何度も話して聞かせる、その死闘だけが心の拠り所になっている今は落ちぶれたロッキーが再生するお話として作られていたならば、きっと感動するすばらしい映画になったのではないかと、ファンとしてはちょっと残念に思います。

Photo_1あっ!ひょっとしてスタローンも分かっていたから2~5作目との関連を省いて作ったのかな?

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デンゼル新作

デンゼル・ワシントンの新作「デ・ジャヴ」が公開されました。好きなんですよね~。デンゼルが。「戦火の勇気」「インサイドマン」など捜査官役はハマッてますね。

さて今回の作品ですが。私が昨年イギリスに行っていたときにクリスマスシーズンで公開されていたものです。来週公開される「ホリディ」もイギリスではクリスマスシーズン公開でした。(むこうではホリディ特集が多かったのを覚えています)それは置いといて・・・。なんというか普通のサスペンス物と思いきや、ちょいSF物でした。もちろん設定は現代。しかし使用されるものが近未来SFっぽいんです。詳しく書くとネタバレになるのでやめますが・・・。

まあ、デンゼルの演技力とタイムリミット演出、派手なカーチェイスと引き込まれる要素は揃っています。では引き込まれたかというと???です。何故か?分かりません。なんだかデンゼル演じる主人公がフェリーでの爆破事件を阻止したいのではなく、被害者の女性を助けたい一心なのではないかと思えるからでしょうか?彼女に恋するのはいいんですが、そちらが中心になるのは硬派な役が多いデンゼルにはめずらしい。ちょっと拍子抜けです。違った感じでいいといえばいいんですが・・・。

競演の女性は良い感じでした。最初は「あれ?ハル・ベリー?」と思いました。美貌もスタイルも良く似ていました。

ラストは腑に落ちませんでした。辻褄合ってます?こういったタイムパラドックス物は辻褄があるかどうかで出来が決まってきますから。そういうことでもこの作品は???です。まあ、楽しめるといえば楽しめる。その程度ですね。ちょっと期待はずれ。

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